
ドイツ・デュッセルドルフにコロケーションサイトをかまえる ECIX 社
ヨーロッパにおいてインターネットエクスチェンジ事業は、激しい競争とコストプレッシャーに曝されています。コモディティ化したサービスの供給は、難しいことではありませんが、インターネットエクスチェンジにおいては、急激に増加するトラフィックに対応できるネットワーク基盤を構築する一方で新しいサービスを開発しながら潜在的市場を開発していくという困難に立ち向かわなければなりません。
Peering GmbH によって運営されるドイツ、デュッセルドルフを拠点とするインターネットエクスチェンジ、ECIX もこのような状況に遭遇しています。Peering GmbH のマネージメント陣は、付加価値の高いサービスを適切な価格でインターネットサービスプロバイダに提供し、昨今の不透明な経済状況下においてもセキュリティ、信頼性に優れたネットワーク基盤を提供し企業の成長を支えていこうと考えていました。
将来的な成長の見込んでネットワーク基盤をオプティマイズするために、ECIX は、インターネットエクスチェンジサービスのコアとしてフォーステンの Cシリーズレジリアントスイッチを導入することを選択しました。
戦略を実行するためのツールとして
世界中にコネクティビティを提供するインターネットエクスチェンジにとって、サービスのゴールは、共通したものがあります。高いサービスを手頃な価格帯で迅速に提供することです。信頼性とプライシングは、重要な差別化要素なのです。
ECIX は、サービスの付加価値を高めるために顧客であるサービスプロバイダにネットワークトラフィック情報を提供することに注力しました。サービスプロバイダは、この情報を基にネットーワークトラフィックのマネージメントが可能になります。
ECIX の競合には、豊富なマーケティング予算をもつ大手事業者が含まれます。これらの事業者は、10GbE インターフェースを高価格帯で提供していました。ECIX は、無駄のないオペレーションの実行によって、中小規模の顧客にも選択しやすい投資対効果に優れたサービスを提供すべきことを理解していました。
数々の高価なサービスプロバイダ向けルータやエンタープライズ向けスイッチを評価したのち、ECIX は、デュッセルドルフの POP に48 ポートの 1GbE を提供するためにフォーステン C300 レジリアントスイッチを選択しました。最大 64ポートのラインレート 10GbE を提供できる C300 の導入によって、ECIX は、顧客の増速に対するニーズにも対応できるようになりました。毎月 1 社程度のサービスプロバイダの加入に対応するために、ECIX は、将来的な成長を見込んだポート密度が必要になっています。

サービスプロバイダの 10GbE サービスの登場に期待が高まるなか、迅速かつ簡単にネットワーク基盤拡張できることが ECIX の成功にとって重要なファクタになりました。一方で競合企業よりもスペースを有効活用する必要がありました。フォーステンの C300 導入によって、ネットワーク管理者はデータセンタにおけるスペースを最大限に利用しながらパッチパネルや電源設備をインストールすることが可能になりました。
"Cシリーズを見てください、フォーステンのデザインが格段に充実していることがわかります" CEO である Stefan Wahl 氏は語ります。"シャーシのデザインを見直すことは簡単なことではありません。エンジニアとして私は、フォーステンの考え方に敬意を表します。"
総合的な柔軟性
フォーステン C300 のハードウェア、ソフトウェアは、刻々と変化する ISP のニーズに対応に迫られる ECIX に対して十分な柔軟性をもたらしています。たとえば、モジュラー型ソフトウェアである FTOS の柔軟性と標準ベースのコマンドラインによって、ネットワーク管理者がオペレータに対して特別なトレーニングを強いることなく、オペレータの専門性を生かすことでオペレーションコストの削減を可能にしています。
ECIX は、FTOS の柔軟性に優れた機能を活用しています。MAC アドレスの学習制限機能によって ECIX に接続するサービスプロバイダのオペレーションミスなどによって誘発するトラブルを回避しています。また、同様のミスによって誘発される可能性のあるユニキャストやブロードキャストのフラッディングに対して制御しています。このような機能を活用することによって、ECIX は、トラブルの予防を行いマネージメント、オペレーションに関するコストを削減しているのです。
さらにネットワークレベルの健全性を確保するためにポートレベルのセキュリティ機能を利用するとともに、オンラインのダイアグ機能、サービス機能によって ECIX は、ネットワークを停止することなくトラブル対応が可能になりました。このような機能を利用することによって、さまざまなアプリケーション、トラフィックの流通を可能にするとともにネットワーク基盤のアップタイムを最大化することに成功しています。
フォーステン C300 のハードウェアレベルの信頼性は、FTOS の信頼性強化に大きく貢献しています。そのひとつの事例が、C300 のパッシブカッパーバックプレーンです。パッシブカッパーバックプレーンは、一切のアクティブ部品、電力を消費する部品が搭載されていません。このようなバックプレーン設計のため、シャーシが障害箇所となることはありません。また、このバックプレーン設計は、システムレベルの消費電力を削減を実現し、データセンタのクーリングにも貢献します。さらに、シャーシコンポーネントのホットインサーション機能、フェイルオーバ機能、完全なシステム冗長機能は、C300 がパケットロスすることなくサービス継続することを可能にしています。
インターネットエクスチェンジの評価は、サービスの信頼性のに集約されます。ECIX にとって、フォーステン C300 は、投資対効果と信頼性に優れた 10GbE対応のエクスチャンジサービスを提供を可能にしています。

ECIX のデュッセルドルフエクスチェンジにおける 24時間のトラフィック統計
信頼性こそが将来のビジネス機会の創出する
高信頼性とセキュリティに優れた C300 は、ECIX の信頼性を高めています。
"フォーステンの導入によって、我々は、サービスレベルの保証も可能になりました。" Wahl 氏は語ります。
サービスプロバイダの中には、アムステルダム、ロンドン、フランクフルトにあるエクスチェンジでのピアリングを好んでいます。Wafl 氏は、将来的には、地理的な理由からデュッセルドルフでのピアリングが大きく貢献すると考えています。同氏は、プライベート企業の増加とそのニーズによってエクスチェンジを利用するようになると考えています。
"もし、あなたがコンテンツのプロバイダであるなら、より優位なネットワークを利用してコンテンツ流通させなければなりません。そのためにインターネットエクスチェンジは、非常に良い選択です。我々のようなエクスチャンジ事業が将来的にコンテンツサービスにとって大きな役割を果たすと考えています。"