執拗に繰り返されるDDoSやワームの攻撃。これらの脅威はますます激しく、さらに巧妙になると予想されます。ルータもスピードへの挑戦はもちろん、セキュリティ機能の大幅な充実が求められています。グローバルソリューション(ブランド名「「VECTANT(ヴェクタント)」)が、新たなルータ採用の条件としてあげたのが、このセキュリティ機能と卓越したパフォーマンスでした。そして、この条件をクリアし採用されたのが、フォーステンE300です。
| 課 題 | 対 策 |
| DDoSやワームに負けない優れたセキュリティ機能。 | 高性能なフィルター機能により、パフォーマンスに影響を与えることなく攻撃をブロック。 |
| 急増するトラフィックに対応する転送速度。 | カタログどおりのパフォーマンスの保証。 |
| お客様のビジネスを止めない信頼性。 | 機器内冗長化など卓越した信頼性の提供。 |
かつて、日本全国で誕生した数千にもおよぶISP。今では住み分けが進み、2極化が見られるようになってきました。設備を持つことなくサービスだけを提供するバーチャルISPと、そのISPに代わって実際にサービスを提供するプロバイダです。
前者は大がかりな設備負担に縛られることなく、スピーディにサービスを開始できます。例えば大型の家電店がサービスの一環として進出したり、コンテンツに強い業者が業務を拡大しISP事業を展開したりしています。
後者はインフラを提供するプロバイダとして、設備の充実と技術の習得に専念できます。この後者の代表的な事業者の1社がグローバルソリューション株式会社であり、国内最大クラスの大容量IPバックボーンを保有しています。
同社の設立は2000年3月。総合商社丸紅を母体とする通信グループであり、「VECTANT(ヴェクタント)」のブランド名で、インターネット接続からプライベートネットワーク、ASPサービスまでトータルなソリューションを提供しています。

「当社は、キャリア系のプロバイダーとして自グループにとらわれることなくニュートラルな立場でサービスを提供しております。私たちはしがらみにとらわれることなく、お客様の望まれるサービスを取り込んで、自由に提供できるところに大きな特長があるでしょう。」と、グローバルソリューション株式会社 技術本部長 餘目 誠 氏は同社の強みを語ります。

VECTANTは、さらに、このインフラをいかしてエンタープライズ顧客へのサービス提供にも積極的に取り組んでおります。バックボーンは自グループ内の光ファイバーネットワーク資産を最大限に活用することにより大容量ネットワークを構築しています。 さらに、国内のIXはもちろんのこと、海外との接続も多数行う一方、NTT東日本、NTT西日本の提供するフレッツサービスをはじめ、電力系等のアクセス事業者とも接続を行い顧客の様々なネットワークニーズに対して柔軟なサービス提供を行っております。今回は、VECTANTバックボーンの主要拠点の一つである日本橋AC内でのエンタープライズ顧客向けサービス提供用ルータのリプレースがE300導入のきっかけとなりました。
「リプレースのきっかけは既存製品のサポート終了ですが、次はセキュリティを維持できる高いパフォーマンスの機器を探すことにしました。高品質なサービスを提供するためにも、DDoSやワームに負けないルータが必要でした。」と、同社 R&D部 部長 青木 正貴 氏は語ります。それまでの機器は、フィルタリング機能はあるものの、それを利用するとパフォーマンスの著しい低下が見られました。
そこで注目したのがフォーステンE300です。「もともとフォーステン製品には興味がありました。本格的な導入検討の前に実機のデモンストレーションを見たのですが、カタログどおりのパフォーマンスを提供することに驚きました。これなら高品質なサービスを提供できると確信しました。」と、その時の印象を餘目 氏は語ります。
フォーステンEシリーズは10ギガビットのワイヤーレートを世界で初めて実現した機器であり、フィルター機能を実行してもパフォーマンスの低下が見られません。対障害性にも優れており、パケットロスゼロで切り替わるため、サービスを止めることもありません。また、Hot-Lock™ アクセス コントロール リスト テクノロジを搭載して、アクセス コントロール リスト更新処理中にもセキュリティレベルを維持できます。

2004年7月にE300の実機デモンストレーションを確認し、その後実環境での詳細な検証の上に、2005年2月に購入。同年5月から実際に稼動しています。「検証には時間をかけました。」と、同社 R&D部 太田 雄志 氏は語ります。「機器には私たちのビジネスはもちろん、お客様のビジネスもすべて預けることになりますから、十分に検証しました。しかし、E300はまさにカタログどおりの機能を提供し、私たちを裏切りませんでした。10ギガビットを流して負荷をかけても全く問題なく安定して稼動しています。検証の際、大量のトラフィックを送出する疑似環境の再現に苦労したほどです」(太田 氏)。
E300はエッジルータとして二重の冗長構成で配置。やはり二重になっているコアルータそれぞれに接続されています。さらに、E300は機器内のメインCPUも冗長化されており、パケットロスゼロで切り替わることができます。
「世界中を探して最適な機種を見つけたと自負しています。特にBGPのコンバージェンスに要する時間が他製品と比較して圧倒的に短いなど、コアとしても十分に使える機器をあえてエッジとして使っているのです。卓越した信頼性とパフォーマンスはもちろん、集約密度を上げて、ポート単価を下げることができます。また、E300 は8ラックユニットというコンパクトサイズなのに10ギガイーサネットを12ポート搭載できるなど、集約密度が高いので、省スペース・省電力にも貢献しています。他社製品と比べて、価格競争力を得ることができます。」と、青木 氏は大きな期待を寄せています。
「他社と異なるフォーステンの特長に、高いレベルでのセキュリティの維持があると思います。また、操作も非常に容易なため、運用のしやすさにも満足しています。障害時などの対応も迅速で、きめ細かな対応も高く評価しています。」と、青木 氏は認めます。
今後の抱負として「E300はちょうど日本のISPサイズということができるでしょう。この機能を利用して、最大限にお客様にサービスを提供していく予定です。また、導入後の状況を確認し、今後は他の拠点への水平展開も検討しています。」と、餘目 氏は考えています。
また、E300を利用したIPv4とIPv6の混在環境での実験も視野に入っています。VECTANTのビジネス拡大と技術者の挑戦を、フォーステンE300が支援しています。
